午前中は円高の動き、その後調整入る=東京為替概況
午前中は円高の動き、その後調整入る=東京為替概況
朝方発表された東京消費者物価指数(生鮮除く)前年比が4.0%と約40年ぶりの高水準となったことを受けて、午前中は円買いが優勢となった。先週末に米雇用統計での平均時給の伸び鈍化やISM非製造業景気指数の弱さなどからドル売りが出たドル円。昨日の市場でドル安の流れが強まり、131円30銭近くまで下げた後、132円台後半を付けるなど、下方向の動きが一服して東京朝を迎えた。東京消費者物価の強さから、日銀が異次元緩和の後退を示すとの期待が円買いとなり、午前の市場で131円30銭台を付けた。最も昨日の安値に届かず買い戻しが広がった。
午後に入っても買い戻しの動きが継続し132円台を一時回復した。もっとも、戻りでは売りが出る流れで131円台後半推移となった
ユーロドルは様子見ムード。朝から1.0721-44の23ポイントレンジとなっている。ポンドドルも1.21台後半で目立った方向性が見られず。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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