【中銀チェック】豪中銀は0.25%利上げ継続か、カナダ中銀は見通し分かれる
6日にオーストラリア準備銀行(中央銀行)、7日にカナダ銀行(中央銀行)が政策金利を発表します。10月時点で利上げ幅を0.25%に縮小した豪中銀。今回も0.25%利上げを継続すると見られます。見方が分かれているのはカナダ中銀です。
米国同様に今年の3月から利上げを開始したカナダ中銀。7月には市場予想を超えて一気に1.0%の利上げを実施しました。9月会合では0.75%の利上げ、前回10月の会合では大方の0.75%利上げ見通しに対して、0.5%に利上げ幅を縮めてきました。
今回は0.25%と0.5%で見通しが分かれており短期金利市場動向からみた利上げ確率はほぼ拮抗しています。米国の利上げ幅縮小見通しが強まる中、カナダ中銀が3会合連続での利上げ幅縮小となるかどうか。見通しが分かれている分、基本的には決まった方向に向かうと思われます。他の資源国通貨などに波及するかどうかはわかりませんが。カナダドルにとっては大きな材料となりますので要注意です。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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