米求人件数は労働者への需要鈍化を示唆 ただ、ドル買いの反応=NY為替
日本時間0時に米労働省が発表した10月の米求人件数は1033.4万件と前回の修正値から減少した。ただ、予想は上回っている。なお、前回分は約1068.7万件に上方修正された。
景気の先行きが不透明で金利も上昇するなか、労働者への需要は依然旺盛だが、伸びは鈍化しつつあることを示唆している。それでもなお、多くの雇用主は求人数を満たすのに苦労していることが示された。
労働力人口は依然としてパンデミック前の水準を下回っており、企業は労働者を引きつけ、維持するために賃金を上げ続けている。需給のミスマッチはしばらく続く可能性もあり、多くのエコノミストは、個人消費が落ち込んでも企業は従業員の採用を続けるだろうと予想している。
ただ、午後にパウエルFRB議長の講演を控える中、為替市場はドル買いの反応を見せており、ドル円は139.70近辺まで上げ幅を拡大している。
米求人件数(10月)1日0:00
結果 1033.4万件
予想 1025.0万件 前回 1068.7万件(1071.7万件から修正)
USD/JPY 139.69 EUR/USD 1.0363 GBP/USD 1.1971
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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