レンジ取引続く=東京為替概況
レンジ取引続く=東京為替概況
主要通貨はレンジ取引が続いた。中国で1日当たりの新規感染者数が2万人を超えるなど、同国での新型コロナ感染拡大とそれを受けたゼロコロナ政策緩和期待の後退を警戒したドル買い円買いその他通貨売りの動きが見られ、ユーロドルが1.04手前から1.0360前後を付ける動きも続かず。ドル円も昼過ぎにかけて139円80銭前後まで上昇した。昨日も上昇していたドル人民元が、中国市場オープンからさらに上昇。7.14台までドル高元安が進んだことなどがドル高につながった。
午前9時半に発表された豪雇用統計がかなり強く出たものの、豪ドル買いが進まなかったが、この背景にも中国懸念があるとみられる。豪ドルドルは0.6750手前が重くなり、その後0.67割れに。
昼頃までのドル高一服後は、一転してドル売りの動き。ロンドン勢の本格参加を前にドル売りが広がった。ドル円は昨日の140円台での重さが意識されており、売りが出やすい展開となった。ユーロドルも1.0380台まで買い戻しが入った。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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