アジア株 総じて下落、香港株は大幅反落
東京時間17:53現在
香港ハンセン指数 15339.49(-487.68 -3.08%)
中国上海総合指数 2997.81(-5.56 -0.19%)
台湾加権指数 12986.60(-113.57 -0.87%)
韓国総合株価指数 2329.17(-7.70 -0.33%)
豪ASX200指数 6857.88(-128.78 -1.84%)
インドSENSEX30種 60753.85(-152.24 -0.25%)
3日のアジア株は総じて下落。香港株や豪州株は大幅反落。上海株は小幅の反落となっている。昨日の米FOMC会合では市場予想通り75bpの利上げだった。声明では今後の利上げペース鈍化についての示唆があった。しかし、パウエルFRB議長会見では、利上げの最終着地水準が従来の予想を上回る可能性が指摘され、米株式市場が大幅安となる経緯があった。きょうは香港やマレーシアなども利上げに追随しており、株式市場にとっては逆風が吹いている。そのなかでは、上海株は小幅の下げにとどまっており、中国でのゼロコロナ政策解除への期待感が引き続き下支えとなっていたようだ。
上海総合指数は小幅反落。酒造会社の貴州茅臺酒、ワインメーカーの山西杏村など飲料関連が下げを主導。通信大手チャイナ・テレコム、電力大手の中国長江電力なども下落。保利置業集団など不動産や招商銀行、中国平安保険など金融大手も安い。一方で、電子機器製造のモンタージュ・テクノロジーなどが買われた。この日は各業種内でも高安まちまちとなることが多かった。
香港ハンセン指数は大幅反落。不動産大手のハンルン・プロパティーズ、通信大手のチャイナ・ユニコムなど一部銘柄が上昇したほかは、大部分の銘柄が下落。医療品の石薬集団、不動産開発の龍湖集団(ロンフォー・グループ)、製薬メーカーの中国生物製薬、スポーツ用品の李寧(リー・ニン)、オンライン関連大手のアリババ・グループなどが下落率上位を占めている。
豪ASX200指数は大幅反落。資源大手のBHPグループやリオ・ティント、石油・ガス会社のウッドサイド・エナジー・グループなどが下落を主導。銀行大手のCBA、ウェストパック、NABなども軒並み下げている。医薬品のCSL、小売大手のウールワース・グループなど幅広い業種の銘柄が売られた。そのなかでは、通信大手のテルストラ・グループが逆行高となっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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