ドル円は上値からやや調整売りも、動き限定的=東京為替概況
ドル円は上値からやや調整売りも、動き限定的=東京為替概況
29日の東京市場でドル円は153円台前半から午後に一時152円76銭まで売りが出た。目立った材料が出たわけではなく、ポジション調整がなどが主体と見られる。
27日の衆議院選挙で自公が議席を大きく減らし、過半数割れとなったことを受けて、政局混乱警戒の円売りが強まり、ドル円は昨日朝の153円80銭台を付けた。その後152円40銭前後まで下げるも、153円台前半を回復して東京朝を迎えた。
米大統領選でのトランプ氏優勢報道もありドル高基調が意識されているが、154円から155円にかけては売りが入っているとみられ、今日はやや上値が重い展開。朝方153円00銭前後まで下げた後、序盤売りが出た日経平均がプラス圏に切り返してしっかり上昇したことなどを材料に153円20銭台まで回復。もっとも上値は重く、その後は昼過ぎまで153円00銭を挟んでの推移となった。
その後ロンドン勢の本格参加を前にドル売りが強まり152円70銭台を付けたが、すぐに反発して153円00銭を付けるなど、一方向の動きにならず。
ユーロドルは1.0806-1.0819の13ポイントレンジ、昨日1.08台を回復も、戻りでは売りが出る流れで、上下ともやや動きにくい。
ユーロ円はドル円同様にやや調整売り。対ドルでユーロの動きが抑えられており、ドル円の動きにほぼ沿う展開で、朝の165円80銭台から、午後に165円10銭台を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。