グッドイヤーが決算受け大幅安 新たな課題が浮き彫りに=米国株個別
グッドイヤー<GT>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。同社は声明で「持続的なインフレなどの多くの継続的な課題に直面。同時に、欧州の見通しの不確実性やドル高の影響など、新たな課題も浮き彫りになった」と述べた。
「第4四半期も、第3四半期に見られたような多くの傾向が続くと予想。しかし、欧州におけるエネルギー価格高騰や第3四半期の販売量の減少を考慮すると、コストインフレのピークは第3四半期ではなく第4四半期になると予想している」とも述べている。
アナリストは「コスト上昇の中で販売量が予想を下回り、インフレ環境下ではこの傾向が続くことが予想される。同社の業績は軟調で、販売量減少とコスト上昇によりセグメント営業利益は予想を下回る可能性がある」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.40ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:53.1億ドル(予想:54.3億ドル)
米国:33億ドル(予想:32.4億ドル)
EMEA:13.6億ドル(予想:15.3億ドル)
アジア太平洋:6.49億ドル(予想:6.36億ドル)
・タイヤ販売量:-3%
・利払い:1.17億ドル(予想:1.19億ドル)
(通期見通し)
・設備投資:10~11億ドル
・利払い:4.6億ドル(予想:4.52億ドル)
(NY時間10:32)
グッドイヤー<GT> 10.78(-1.93 -15.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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