ＣＳＸが予想上回る決算 燃油サーチャージ、価格、販売量の増加が寄与＝米国株個別

　鉄道貨物輸送のＣＳＸ＜CSX＞が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。燃油サーチャージの増加、価格上昇、販売量の２％増加、保管およびその他の収益の増加が寄与した。通期についても引き続き２桁台の売上高および営業利益の伸びを目標としていることを再表明している。

　アナリストからは、「同社はコスト面の課題を明確にしなかったこともあり、第３四半期は予想を上回る結果となった。鉄道サービスは第３四半期および第４四半期のきょうまで順次改善している。従業員の労働争議に関する懸念は上半期に比べ軽減されており、輸送量の確保とサービスの向上が継続が試される」と述べた。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.52ドル（予想：0.49ドル）
・売上高：39.0億ドル（予想：37.5億ドル）
　　自動車部門：2.74億ドル（予想：2.63億ドル）
　　複合一貫輸送：6.04億ドル（予想：6.03億ドル）
　　石炭輸送：6.24億ドル（予想：6.11億ドル）
・稼働率：59.5％（予想：58.2％）

（NY時間10:15）
ＣＳＸ＜CSX＞　27.57（+0.49　+1.81%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美