広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ドル買い優勢、株式市場は明日の米雇用統計を控えて不安定=ロンドン為替概況

今日の為替 

ドル買い優勢、株式市場は明日の米雇用統計を控えて不安定=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。序盤に買いが先行した欧州株や米株先物・時間外取引が足元では下げに転じている。明日の米雇用統計の結果に対する不透明感から、リスク警戒の動きが広がっているようだ。ドル買いの動きは、リスク動向に敏感な豪ドル/ドルのほか、ポンドドルの下げが主導している。ポンドドルは1.13台半ばから1.12台半ば割れ水準へと下落、100ポイント超の下げとなっている。ポンド円は164円台から162円台後半へと下落。対ユーロでも売られているほか、対豪ドルでもやや売りに押されている。英トラス政権の経済政策に対する根強い不信感が反映されているようだ。また、英中銀の債券購入一時購入の期限、10月14日以降の対応についての不透明感もあるようだ。インフレ期待や住宅ローン金利が上昇するなかで、英中銀の対応は困難なものに。ユーロドルは0.9920台から0.9870台までと比較的小幅にとどまっている。ユーロ円は143円台前半から一時143円割れ。ドル円は144.50付近でサポートされると、144.77近辺まで買われている。

 ドル円は144円台後半での取引。東京午前に144.40近辺から144.70近辺へと買われたあとは144.50付近まで下げでロンドン市場を迎えた。米債利回りの上昇がドル買いを下支えしたほか、買いが先行した欧州株や米株先物が下げに転じる動きが加わり、リスク警戒のドル高の様相を呈している。明日の米雇用統計に対する不透明感が広がっているもよう。

 ユーロドルは0.98台後半での取引。東京市場でつけた0.9927近辺を高値に、ロンドン市場では軟調な動きとなっている。一時0.9875近辺まで安値を広げた。ユーロ円は143.46近辺の高値から142.82近辺まで下落。ただ、対ポンドでのユーロ買いが下支えとなり、下げ幅は比較的限られている。この日発表されたドイツ製造業受注やユーロ圏小売売上高は弱い結果内容だったが、ユーロ売りの直接的な反応は見られなかった。

 ポンドドルは1.12台後半での取引。東京市場でつけた1.1383近辺の高値からロンドン時間は売られ続けている。足元では1.1243近辺まで安値を広げており、100ポイント超の下落となっている。ポンド円も164.50付近で上値を抑えられると、162.75近辺まで下落。ユーロポンドは0.8725近辺から0.8790近辺まで上昇。リスク警戒のドル高、円高に加えてポンド自体への売り圧力もみられた。トラス政権の経済政策に対する不安感、高インフレが続くなかでの英中銀対応への不透明感などポンド相場にはネガティブな材料が多い。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます