ドル円、リスク回避のドル買いで介入による下げの半分を戻す=NY為替
きょうのNY市場はリスク回避の雰囲気が広がる中で、為替市場はドル買いが強まっている。前日のドル円は日本の当局による為替介入で一時140円台まで急落する場面が見られた。しかし、根強いドル買いが続く中で、きょうは143円台まで買い戻されており、為替介入による下げの半分を戻している。
為替介入によってこれまで以上に145円超えに慎重になっていることが想定される中で、再び上値を試しに行くか注目される。
FRBのインフレ対策への決意が世界経済をリセッション(景気後退)に陥らせるという懸念がさらに強まっている。今週のFOMCが予想以上にタカ派的だったことで市場では、経済縮小のリスクを過小評価してきたとの警戒感が広まっている模様。これまではマイルドな景気後退を見込む声が多かったものの、次第にハードランディングのシナリオも無視できなくなってきているようだ。
USD/JPY 143.27 EUR/JPY 139.04
GBP/JPY 156.19 AUD/JPY 93.65
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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