メタ、リールズのユーザー利用時間はTiktokの10分の1未満=米国株個別
きょうの米株式市場は朝方発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて失望売りが広がっている。米国債利回りが急上昇しており、特にIT・ハイテク株への売りがきつい。その流れの中でメタ・プラットフォームズ<META>も売りが強まる展開。
同社については前日、インスタグラムの短編動画「リールズ」のユーザーが利用する時間は競合のTiktokユーザーの10分の1未満だと伝わっていた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じていた。
WSJが入手したメタの内部調査によると、インスタグラムのユーザーは1日に1760万時間をリールズを見て過ごしているが、TikTokのユーザーは1億9780万時間で、10分の1未満に留まっているという。8月に公開された調査によると、リールズのエンゲージメントは過去4週間で13.6%減少しており、大半のリールズのユーザーはエンゲージメントを全く持っていないという。
理由の1つには、インスタグラムがコンテンツを作る人の確保に苦戦していることがあるとしている。米国では約1100万人のクリエイターが同プラットフォームに登録しているが、毎月同プラットフォームに投稿しているのはそのうちの約20.7%の230万人に過ぎないという。
一方、アナリストはきょう、同社の投資判断を「買い」に据え置いたうえで、投資家は次の決算説明会でのユーザーエンゲージメントの減少傾向に関する詳細情報を待つ必要があると述べていた。
(NY時間14:42)
メタ・プラットフォームズ<META> 155.41(-13.55 -8.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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