ドル円しっかり、円の売り買いが交錯も次第に売りが優勢に=東京為替概況
16日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。一時133.49円付近まで水準を切り上げた。
今週は中国経済指標のさらなる悪化を受けて世界的な景気懸念が強まっており、東京午前はリスク回避の円買いが一時優勢となる場面はあったが、次第に円安に傾いた。インフレ懸念が若干後退しているなかで、主要な米株価指数が戻り歩調を維持しており、悲観的な雰囲気は広がっていない。経済が深く傷つくまで中国政府がゼロコロナ政策を続けないと見られていることもリスク回避の円買いが続かない背景。
ドル円に連動し、ユーロ円は135.65円付近、ポンド円は160.88円付近、豪ドル円は93.86円付近まで強含み。ただ、前日の下げに対して、クロス円の戻りは限定的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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