ミシガン大指数を受けドル買いの反応 インフレ期待が再び上昇=NY為替速報
日本時間23時に8月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表され55.1と予想を上回り、2カ月連続の上昇となった。ガソリン価格が低下する中、米消費者のセンチメント低下に一服感が出ているようだ。
センチメントの指数もさることながら、市場ではインフレ期待の数値にも注目が集まっている。パウエルFRB議長が前回FOMC後の会見でその数値の上昇に触れ、「強く目を引く統計だった」と発言したことが背景にある。5-10年先のインフレ期待値は3.0%に上昇し、再び3%台に戻している。
これを受け為替市場はドル買いの反応を加速させた。ドル円は133.80円付近まで一時上昇したほか、ユーロドルは1.0260ドル付近まで下げ幅を広げている。
ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)23:00
結果 55.1
予想 52.5 前回 51.5
5-10年先のインフレ期待値
結果 3.0%
予想 2.8% 前回 2.9%
USD/JPY 133.75 EUR/USD 1.0259 GBP/USD 1.2106
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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