ドル安基調継続、朝方は株高受けて円売りも=東京為替概況
ドル安基調継続、朝方は株高受けて円売りも=東京為替概況
ドル円は朝方株高を受けた円売りの動きが優勢に。138円37銭前後まで上値を伸ばしたが、その後上昇一服。ユーロドルが1.0248前後、ポンドドルが1.2038前後を付けるなど、対欧州通貨を中心にドル売りが広がり、ドル円も138円を割り込む動きに。
ユーロは、明日のECB理事会を前に買いが入りやすい地合いに。ここにきて0.5%利上げの期待が広がっており、ユーロを支えている。短期金利市場動向を見ても、専門家予想を見ても、0.25%利上げと0.5%利上げが割れており、どちらになっても相場への影響が出そうな状況だけに、上値追いにも慎重。
日銀金融政策決定会合は緩和維持が確定的で、円買いには慎重になりやすい地合い。ただ、こちらも一方向に一度に進むだけの勢いは見られず。
15時に物価統計の発表を控えるポンドは、ユーロ高などを受けた買いが入っている。消費者物価指数前年比の予想が+9.3%となっており、前回の+9.1%からさらに上昇見込み。8月の英中銀金融政策会合(MPC)での0.5%利上げ期待が強まっており、買いが入りやすい地合いに。予想を超える伸びを示した場合、もう一段の上昇も。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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