モルガン・スタンレーが決算受け下落 投資銀行部門が予想以上の減収=米国株個別
モルガン・スタンレー<MS>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を下回った。投資銀行部門が15%の減収となり予想を下回った一方、トレーディング収入は6%の増収と予想を上回った。債券・為替・商品(FICC)部門が好調だった。
同銀のゴーマンCEOは声明で、「ここしばらく見られなかったような不安定な市場環境の中で、全体として堅調な四半期となった」と述べた。「自信を持って前進するために、強固な資本基盤を確立して当四半期を終了した」とも語った。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.44ドル(予想:1.57ドル)
・営業収益(調整後):131.3億ドル(予想:133.3億ドル)
トレーディング収入:54.6億ドル(予想:51.2億ドル)
株式:29.6億ドル(29.4億ドル)
FICC:25.0億ドル(予想:21.6億ドル)
投資銀行:10.7億ドル(予想:12.7億ドル)
ウェルスマネジメント:57.4億ドル(予想:58.1億ドル)
・純受取利息(NII):22.8億ドル(予想:22.0億ドル)
・貸倒引当金:1.01億ドル(予想:0.43億ドル)
(NY時間09:45)
モルガン・スタンレー<MS> 72.17(-2.81 -3.75%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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