英経済は課題山積も年内は底堅い見通し 英PMIが示唆=NY為替
きょうのポンドドルはロンドン時間に1.21ドル台に下落していたものの、NY時間にかけて買い戻され一時1.22ドル台後半まで上昇する場面が見られた。ただ、依然として上値の重い雰囲気に変わりはなく、リバウンド相場の気配までは見られていない。
きょうは6月の英PMIが発表になっていたが、英経済が引き続き適切なペースで成長していることが示唆された。しかし、現在の調査では生活費危機の影響がまだ完全には表面化しておらず、今後数カ月の間に表れる可能性はある。
ただ、英経済は課題山積も年内は底堅いとの見通しも出ている。今回のPMIは英経済が想定よりもやや回復力があると考える根拠を与えてくれたという。もし、今回の結果が実体経済のデータに反映されれば、景気は減速こそしているが、沈んでいるわけではないことを示すことになる。そうなれば、英中銀は今後数カ月の間に追加利上げに向けた材料を獲得することができるとしている。
英製造業PMI・速報値(6月)17:30
結果 53.4
予想 53.6 前回 54.6
英非製造業PMI・速報値(6月)17:30
結果 53.4
予想 53.1 前回 53.4
GBP/USD 1.2234 GBP/JPY 164.89 EUR/GBP 0.8588
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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