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トール・ブラザーズが決算受け上昇 アナリストからは慎重な声も=米国株個別

株式 

 高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。販売戸数も予想を上回っている。ただ、需要鈍化を見込み、通期の販売戸数の見通しは下方修正した。前日発表になった4月の米新築住宅販売件数はパンデミック開始以来の最低水準に落ち込んでいたが、現在の住宅建設業者は不透明な状況に直面している。

 ただ、株価は前向きな反応。第2四半期の数字が予想を上回ったことを素直に好感している模様。また、2000万株を上限とする新たな自社株買い計画も支援材料となっているようだ。

 しかし、アナリストからは慎重な声も少なくない。第3四半期のガイダンスが予想を下回ったことに加え、過去1カ月間の需要が軟調であったという経営陣のコメントは住宅ローン金利上昇を背景にセンチメントを冷え込ませる可能性を示唆しているという。

 第4四半期のガイダンスは第3四半期以降の急成長を示唆しているが、マクロ環境を考慮すると、投資家は信用しづらいかもしれないとも語った。

(2-4月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.85ドル(予想:1.50ドル)
・売上高:22.8億ドル(予想:21.0億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):26.1%(予想:25.3%)
・EBITDA(調整後):0.37億ドル(予想:0.37億ドル)
・販売戸数:2407戸(予想:2369戸)
・受注残:117.1億ドル(予想:117.3億ドル)
・販管比率:11.1%(予想:11.8%)

(5-7月・第3四半期見通し)
・販売戸数:2750戸
・住宅粗利益率(調整後):27.0%(予想:27.5%)
・販管比率:10.5%(予想:10.1%)

(通期見通し)
・販売戸数:1万1000~1万1500戸(従来:1万1250~1万2000戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.0%(予想:27.5%)
・販管比率:10.4%(従来:10.5%)(予想:10.4%)

(NY時間10:00)
トール・ブラザーズ<TOL> 46.44(+1.90 +4.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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