トール・ブラザーズが決算受け時間外で約５％上昇＝米国株個別

　高級住宅建設のトール・ブラザーズ＜TOL＞が引け後に２－４月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。販売戸数も予想を上回っている。ただ、通期の販売戸数の見通しは下方修正された。需要が鈍化すると見ているようだ。２４日に発表になった４月の米新築住宅販売件数がパンデミック開始以来の最低水準に落ち込むなど、住宅建設業者は現在、ますます不透明な市場に直面している。

　ただ、決算を受け時間外で株価は約５％の上昇。

（２－４月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.85ドル（予想：1.50ドル）
・売上高：22.8億ドル（予想：21.0億ドル）
・住宅粗利益率（調整後）：26.1％（予想：25.3％）
・EBITDA（調整後）：0.37億ドル（予想：0.37億ドル）
・販売戸数：2407戸（予想：2369戸）
・受注残：117.1億ドル（予想：117.3億ドル）
・販管比率：11.1％（予想：11.8％）

（５－７月・第３四半期見通し）
・販売戸数：2750戸
・住宅粗利益率（調整後）：27.0％（予想：27.5％）
・販管比率：10.5％（予想：10.1％）

（通期見通し）
・販売戸数：1万1000～1万1500戸（従来：1万1250～1万2000戸）
・住宅粗利益率（調整後）：27.0％（予想：27.5％）
・販管比率：10.4％（従来：10.5％）（予想：10.4％）

（NY時間16:55）時間外
トール・ブラザーズ＜TOL＞　46.75（+2.21　+4.96%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美