バンカメが決算受け上昇 トレーディング収益が予想上回る＝米国株個別

　バンカメ＜BAC＞が上昇。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、トレーディング収入が予想を上回った。債券・為替・商品（ＦＩＣＣ）は予想範囲内だったものの、株式が予想を上回った。ロシアを拠点とする企業への直接のエクスポージャーは非常に小さく、引当金を積んで対応したとしている。

　同銀のモイニハンＣＥＯは声明で「第１四半期はモメンタムを維持し、堅調な業績を達成。好調な顧客活動が業績を牽引した」と述べた。また、ボースウィックＣＦＯは「預金金利優遇措置のさらなる実現を見込み、強固な資本により米国では融資を拡大することができた」と語った。「過去４０年で最悪の債券市場も乗り切った」としている。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.80ドル（予想：0.74ドル）
・営業収益（調整後）：232.3億ドル（予想：232.3億ドル）
　　トレーディング：46.5億ドル（予想：42.5億ドル）　
　　　FICC：26.5億ドル（予想：26.6億ドル）
　　　株式：20.0億ドル（予想：15.8億ドル）
　　ウェルス・マネジメント：54.8億ドル（予想：54.3億ドル）
　　投資銀行：14.6億ドル（予想：16.7億ドル）
・純利息収入：116.8億ドル（予想：117.2億ドル）
・融資残高：9931億ドル（予想：9864億ドル）

（NY時間09:39）
バンカメ＜BAC＞　38.22（+0.65　+1.73%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美