セラニーズがデュポンのモビリティと素材部門の過半数の買収で合意=米国株個別
化学のセラニーズ<CE>がデュポン<DD>のモビリティと素材部門の過半数を110億ドルの現金で買収することで合意した。セラニーズのライアカークCEOは声明で「今回の買収は重要な戦略的ステップであり、弊社を世界的に卓越した特殊素材企業として確立するものだ」と述べた。
セラニーズは、買収後4年間で約4.5億ドルの相乗効果を生み出し、2026年までに1株利益を4ドル以上押し上げると予測している。
一方。デュポンは既に昨年、モビリティと素材部門の大半を売却する計画を発表していた。デュポンは売却で得た資金をロジャース買収のほか、さらなるM&Aの機会や継続的な自社株買いの資金に充てる意向。デュポンは別途、デルリン事業の売却も進めており、2023年第1四半期の完了を目指している。
デュポンの株価は上昇。
(NY時間09:53)
セラニーズ<CE> 150.85(-1.40 -0.92%)
デュポン<DD> 81.99(+2.26 +2.83%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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