ウクライナ懸念が根強く反発も、清算値発表後に急落=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=93.66(+1.59 +1.73%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.59~1.62ドル高。その他の限月は0.34~1.52ドル高。
今週のロシア国防省の発表を背景にウクライナ情勢の緊迫感がやや後退しているものの、ロシアがウクライナに侵攻するリスクが残されていることが相場を押し上げた。ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を諦めたわけでもなく、ロシアの安全保障上の問題が残されている。
ただ、通常取引終了後は急落している。中国の当局者の発言を受けてイラン核合意再建が妥結に近づいているとの観測が高まっている。
時間外取引から通常取引序盤にかけて3月限は堅調。一時95.01ドルまで上げた。買いが一服すると上げ幅をやや削り、93.66ドルで引けた。ただ、引け後には91ドル割れまで急落している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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