エアビーアンドビーが決算受け上昇 需要に復調の兆し=米国株個別
民泊のエアビーアンドビー<ABNB>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。オミクロン株による旅行業界の混乱にもかかわらず、リモートワークと休暇需要により、短期賃貸の予約が増加した。
労働者がどこにいても仕事ができるようになったため、同社の民泊事業は活況を呈した。何千もの町や都市に広がり、一度に数週間、数カ月、あるいは季節ごとにも滞在するようになったという。第4四半期に予約された宿泊数のほぼ半数は1週間以上の滞在で、5件に1件は1カ月以上の滞在だったと述べている。
アナリストからの目標株価引き上げが相次いでおり、都市部や国境を越えた需要に復調の兆しが見られるとしている。長期滞在など、パンデミックに起因したユーザーの行動変化も持続すると見ているという。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.08ドル(予想:0.03ドル)
・売上高:15.3億ドル(予想:14.6億ドル)
・グロスブッキング:113億ドル(予想:110.9億ドル)
・EBITDA(調整後):3.33億ドル(予想:2.86億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:14.1~14.8億ドル(予想:12.2億ドル)
(NY時間09:49)
エアビーアンドビー<ABNB> 184.68(+4.61 +2.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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