アカマイ、好調な決算やリノード買収発表も株価は冴えない反応=米国株個別
コンテンツやアプリ配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
また、IaaS(インフラ・アズ・ア・サービス)プロバイダーのリノード社を9億ドルで買収することも発表。2022年度中に約1億ドルの売上高と、0.05ドル-0.06ドルの1株利益をもたらすとしている。第1四半期には手続きを完了したい意向。アナリストからも決算およびリノード社の買収に前向きなコメントが寄せられていた。
ただ、株価は冴えない反応。今回のリノード社の買収を受け、経営陣は営業利益率の見通しを前年比2%-2.5%下方修正したほか、コア事業であるCDNは競合の影響を受け、引き続き厳しい状況にある。短期的なEBITDAマージンは価格圧力により抑制される可能性あるとの評価も聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.49ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:9.05億ドル(予想:8.99億ドル)
セキュリティ:3.65億ドル(予想:3.55億ドル)
エッジ:5.40億ドル(予想:5.43億ドル)
インターネット・プラットホーム:0.66億ドル(予想:0.63億ドル)
(NY時間09:36)
アカマイ<AKAM> 107.36(-3.67 -3.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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