東京株式(前引け)=反落、値上がり銘柄数8割超で実質的にはリスク選好の地合い
22日前引けの日経平均株価は前営業日比238円50銭安の4万9077円56銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は10億2618万株、売買代金概算は2兆8823億円。値上がり銘柄数は1325、対して値下がり銘柄数は246、変わらずは43銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均株価が反落となった。高市新政権への期待からここ急速に水準を切り上げてきた反動が出た形となっている。もっとも日経平均は一時700円あまりの急落をみせる場面があったが、前場取引中盤を境に戻り足に転じている。また、日経平均は反落しているものの、これは指数寄与度の大きい一部のAI・半導体関連主力株の株価が反映されたもので、個別株全体でみると値上がり銘柄数が全体の8割以上を占めるなど実質的にはリスクオンに傾いた地合いだった。自動車株や建設株などバリューセクターに物色の矛先が向いている。なお、TOPIXは上昇しており、前引け時点で3日続伸となっている。
個別では三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>など防衛関連が高く、トヨタ自動車<7203>も物色人気。イオン<8267>、良品計画<7453>なども買われた。第一稀元素化学工業<4082>がストップ高に買われ、日本CMK<6958>、古野電気<6814>などの上げ足も目立つ。半面、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が大きく水準を切り下げ、アドバンテスト<6857>も下値を探った。フジクラ<5803>も軟調。SCREENホールディングス<7735>が大幅安。住友金属鉱山<5713>が値下がり率トップに売られ、JX金属<5016>なども値を下げた。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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