アジア株 香港でポップマート急騰、ラブブ大人気で海外売上370%増 豪州株0.7%安、豪中関係悪化懸念
アジア株 香港でポップマート急騰、ラブブ大人気で海外売上370%増 豪州株0.7%安、豪中関係悪化懸念
東京時間14:13現在
香港ハンセン指数 25751.75(-275.80 -1.06%)
中国上海総合指数 3899.05(-17.28 -0.44%)
台湾加権指数 27687.69(-64.72 -0.23%)
韓国総合株価指数 3861.93(+38.09 +1.00%)
豪ASX200指数 9030.00(-64.71 -0.71%)
インドSENSEX30種 84426.34(休場)
アジア株は韓国を除いて下落、金価格の急落を受け金鉱株が大幅下落している。
NY金はきのう急落し12年ぶり大幅安となった。連日史上最高値をつけていたことから米中協議進展などをきっかけに調整売りが広がったようだ。
米中対立への懸念が再燃している。トランプ米大統領は11月1日から中国への関税は155%になる、米中首脳会談をキャンセルするかもと中国を脅している。高関税は彼らにとって持続不可能だとしている。
香港市場で玩具メーカーのポップマートが5%近く急騰。LABUBU(ラブブ)の世界的人気を受け、第3四半期の売上高が前年同期比で250%急増するとの見通しを発表した。中国国内での売上高が190%増加、海外では370%も急増したという。地域別では米国で1270%増加、欧州その他地域で740%、アジアでは175%増加した。
上海市場ではインフルエンザ流行シーズンが今年は早く到来する可能性があり流行株も昨年とは異なるとの見通しを受け医療品関連が上昇している。
米ゴールドマンサックスは当局による度重なる市場安定策、国内外からの資金流入、AI開発を中心とする企業利益の拡大を受け、中国株は2027年末までに30%上昇すると見ている。投資家に押し目買いを勧めている。
豪州市場では金鉱株が大幅下落している、豪中関係悪化も懸念されている。
豪州が20日に中国のSu-35戦闘機がオーストラリア空軍機のすぐ近くで照明弾を発射したと非難したが、これに対し中国政府は事実を歪曲していると非難。挑発を止めなければ二国間関係を損なうことになると警告している。最大の貿易相手国である中国との関係が悪化すれば豪州経済に打撃を与えることになる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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