反発、SPRの補充報道が支えだが上値は限定的=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=57.82(+0.30 +0.52%)
米政府が戦略石油備蓄(SPR)向けに100万バレル購入すると報道されたことが相場を支える場面はあったが、供給過剰見通しや米中貿易戦争の激化による景気悪化が警戒されるなかで上値は重かった。トランプ米大統領はバイデン前政権の大規模放出によって減少したSPRを上限まで回復させる方針であるものの、今のところ積極的な補充を見送っている。報道された100万バレルの補充は規模としてはごくわずか。
時間外取引で12月限は57.77ドルまで強含んだが、通常通り開始後に売りが強まると58.08ドルまで軟化。ただ、買いが持ち直すと58.08ドルまで上振れし、プラス圏を維持して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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