リスク回避の雰囲気続く ドル円はFOMC待ちの中で狭い範囲での推移=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場、ドル円は113円台後半での推移が続いた。終盤になって米株式市場が下げ渋っており、ダウ平均は一時プラスに転じている。バイデン大統領が「米軍をウクライナに投入する意図はない」と述べたこともサポートとなり、前日同様の動きが一部見られた。

 しかし、きょうも市場はリスク回避の雰囲気が続いていた。米株式市場でダウ平均は一時800ドル超下げ幅を拡大する場面も見られた。しかし、前日同様に下値では値ごろ感からの買戻しも見せる中で、ドル円も下値は支えられている。ただ、ドルと円とが同方向に動いていることから、全体的には狭い範囲での推移が続いている状況に変化はない。

 ウクライナ情勢が緊迫化しているほか、きょうからFOMCが始まり、明日の結果待ちの雰囲気も強まっている。市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。

 ユーロドルは終盤になって1.13ドルちょうど付近に戻したものの、一時1.12ドル台に再び下落。21日線を下放れる動きが強まり、12月下旬から1月初めにサポートされた1.12ドル台後半の水準に顔合わせした。下値警戒感を高める展開が見られていたが、目先は12月安値の1.12ドル台前半の水準が下値サポートとして意識される。

 いまのところユーロの強気派は賢く柔軟に対応する必要があるとの声も聞かれる。今週はユーロが守勢に回る展開となっているが、リスク回避的な環境では理に適う動きだという。ユーロのキャリートレードの巻き戻しがない限り、こうしたリスク回避の動きが出たときにユーロは反発することはないという。今月初めには実需の動きがユーロを支えていた。しかし、ウクライナ情勢がその勢いをあっさりと後退させ、貿易上の確信に疑問を投げかけている。米国は東欧のNATO軍を強化するため、必要に応じて8500人もの部隊を配備する警戒態勢に入っている。この地域で軍事的エスカレーションが高まれば、エネルギー不足が続くユーロ圏経済は大打撃を受けることになり、最悪のシナリオも警戒されるという。

 ポンドドルも終盤に1.35ドル台に戻したものの、きょうは1.34ドル台半ばの水準まで一時下落。ポンドドルは12月安値から1月高値までの上昇波のフィボナッチ50%戻しに到達しているが、その下の61.8%戻しの水準が1.3385ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。

 ジョンソン首相の辞任を求める声が最高潮に達している。ジョンソン政権は2020年の最初のロックダウン(都市封鎖)期間中にジョンソン首相の誕生日を祝うためにスタッフが集まったことを認めているが、きょうはロンドン警視庁がイベントについて捜査を開始することを明らかにした。ただ、その政治的リスク自体に対してのポンドの反応は限定的となっている。ジョンソン首相が辞任した場合、後任者は安全な人物と見なされる可能性が高く、ポンドが政治リスクのプレミアムを織り込むことはないと見られているようだ。

 市場は、英中銀の追加利上げの見通しと、一般的なリスク選好が、ポンドにとっては遥かに重要と見られているようで、目先はウクライナの緊張のほうに関心が集まっている模様。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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