再送:株安の動きが円買い誘うも、週末を前に昼頃から様子見=NY為替概況
今日のNY市場では株安の動きが重石となりドル円、クロス円の売りを誘う場面が見られた。
昨日のNY市場引け後に発表されたネットフリックスの決算発表において、1-3月期の新規会員数見通しが市場の失望を誘い、時間外で大きく下げてた同社。米国市場が開くと寄り付きで20%を超える下げとなり、ナスダックが大幅安。前日まで5営業日連続で下げていたダウ平均もマイナス圏でスタートいう流れに。
こうした動きを受けて113円60銭近くまでドル円は下落。東京昼頃の安値をわずかながら下回る動きを見せた。しかし、その後は株にいったん買い戻しが入り、ダウ平均が安値から400ポイント超、ナスダックも何とかプラス圏回復といった動きを見せる中で、ドル円、クロス円にも買い戻しが入った。
もっともこうした買い戻しも続かず。株式市場が再び反転すると、上値の重い展開に。
ただ週末を前に下を積極的にトライする勢いもなく、主要通貨はもみ合いとなった。
来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。3月に終了予定のテーパリングの最中であり、今回のFOMCd絵の金融政策の変更の可能性は低い。市場の注目は声明などで3月の利上げをはっきりと示唆してくるかどうか。複数回の追加利上げ見込みなども含め、タカ派姿勢が目立つようだとドル買いとなる可能性があるだけに、いかに目先が重くても、週末前に113円台半ば割れトライは厳しかった。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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