メルクが逆行安 抗HIV薬「イスラトラビル」の被験者登録を一時停止=米国株個別
きょうの米株式市場はほぼ全面高の展開の中、メルク<MRK>が逆行安となっている。抗HIV薬「イスラトラビル」の被験者登録を一時停止した。また、アナリストの投資判断引き下げも伝わっている。同アナリストは投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価の98ドルも取り下げた。イスラトラビルに前進が見られていないと指摘。
イスラトラビルは新型ウイルスの感染リスクが高い人のHIV感染の蔓延阻止を目的とした治療薬として同社が開発。すでに登録されている被験者は引き続き治験薬を受け取るという。
また、同アナリストは、同社の新型ウイルス向け経口薬「モルヌピラビル」の販売は当初堅調だったが、堅調な期間は今後、限定的になる可能性が高いとも付け加えた。
(NY時間15:06)
メルク<MRK> 72.25(-1.17 -1.59%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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