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ダウ平均は一時700ドル超の大幅反発 オミクロンへの懸念一服=米国株後半

株式 

NY株式6日(NY時間15:44)
ダウ平均   35260.66(+680.58 +1.97%)
ナスダック   15243.50(+158.03 +1.05%)
CME日経平均先物 28070(大証終比:+220 +0.78%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げを一服させているものの、本日高値圏で推移している。きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。銀行、エネルギーやパンデミックからの回復で恩恵を受けやすい旅行レジャーや航空などの循環株への買いが優勢となっている。ダウ平均は一時700ドル超上昇。

 ただ、IT・ハイテク株も序盤は利益確定売りが続いていたが、後半になると買い戻しも見られている。序盤に売りが強まっていたテスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>が下げ渋っていることがサポート。ナスダックは一時1%超上昇した。アップル<AAPL>が4日ぶりに反発し、相場全体をサポートしている。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジ再開と伝わっていた。

 テスラ<TSLA>は4日続落。同社の再生可能エネルギー事業のソーラーパネルに関して、米証券取引委員会(SEC)が調査を開始したと伝わっている。エヌビディア<NVDA>は英アーム買収に関して、英国のほか米国でも当局が阻止する動きを見せており、今回の買収は難しいとの見方が強まりつつあるようだ。

 先週はオミクロン株とパウエルFRB議長の議会証言で株式市場はボラティリティの高い値動きがみられた。ただ、オミクロン株に関しては、米政府の首席医療顧問を務めるファウチ博士が南アフリカからの情報をもとに「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と述べたことで、市場にもひとまず安心感が広がった。

 一方、市場の一部からは、心配すべきはオミクロンよりもFRBの早期引き締めとの声も出ている。FRBの資産購入ペース縮小は株式のバリュエーション低下につながり、回復局面の段階では常に見られることだとの声も出ている。来年の米株式市場の主要なリスクは引き続き、FRBが過度にひっ迫した労働市場に起因するインフレへの対応を迫られた場合の金融環境の突如の引き締まりだとの声も聞かれた。

 コインベース<COIN>やマラソンデジタル<MARA>など仮想通貨関連銘柄の下げが目立っている。ビットコインが週末4日の取引で一時4万2千ドル台まで急落するなど、仮想通貨市場に利益確定売りが強まっており、週明けのきょうも軟調な値動きがみられている。FRBが金融引き締めに舵を切り始める中で、これまでの仮想通貨への魅力が薄れて行くとの見方も出ているようだ。

 個別に百貨店のコールズ<KSS>が上昇。物言う株主の投資会社エンジン・キャピタルが同社に対して、身売りもしくはeコマース事業の分割を提案したことが明らかとなった。

 特別買収目的会社(SPAC)のデジタルワールド<DWAC>が上下動。同社はトランプ前大統領が設立したメディア企業トランプ・メディアとの合併に合意しているが、同メディア企業は10億ドルの資金調達で合意に達したと伝わった。序盤は買いが強まったが、その後、トランプ・メディアが米証券取引委員会(SEC)と米金融取引業規制機構(FINRA)から情報を求められていると伝わったことで急速に下げに転じた。

 教育サービスのロ―リエット・エデュケーション<LAUR>が上昇。1株0.58ドルの特別配当の実施を発表。

 シーリング材やコンクリート剤など建設用特殊化学品メーカーのGCPアプライド・テクノロジーズ<GCP>が大幅高。フランスの同業であるサンゴバンが買収することで合意した。

 電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が下落。米証券取引委員会(SEC)の調査対象となったことを明らかにした。特別買収目的会社(SPAC)との合併を受けたものだという。

GCPアプライド<GCP> 31.59(+4.57 +16.89%)
デジタルワールド<DWAC> 43.73(-1.24 -2.76%)
ローリエット<LAUR> 10.42(+0.32 +3.12%)
コールズ<KSS> 51.41(+2.96 +6.11%)
ルーシッド<LCID> 44.57(-2.70 -5.71%)

アップル<AAPL> 165.62(+3.78 +2.34%)
マイクロソフト<MSFT> 326.55(+3.54 +1.10%)
アマゾン<AMZN> 3429.46(+39.67 +1.17%)
アルファベットC<GOOG> 2879.10(+28.69 +1.01%)
テスラ<TSLA> 1007.82(-7.15 -0.70%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 318.48(+11.64 +3.79%)
AMD<AMD> 139.24(-4.77 -3.31%)
エヌビディア<NVDA> 301.07(-5.87 -1.91%)
ツイッター<TWTR> 44.55(+2.48 +5.88%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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