アマゾンが下落 ホリデーシーズンの配達コストがさらに利益を圧迫＝米国株個別

　アマゾン＜AMZN＞が下落しており、ナスダックを圧迫。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。クラウド部門のアマゾン・ウェブ・サービシズ（ＡＷＳ）は好調だったものの、他の部門が振るわなかった。第４四半期についても、予想を下回る見通しを示し、パンデミックによるオンライン販売の増加が鈍化していることが示唆されている。

　同社は声明で「ホリデーシーズンに商品を配達する従業員を追加するためのコストがさらに利益を圧迫する」と述べた。「人手不足や人件費増加、世界的なサプライチェーン問題、輸送や出荷費用への対応で、第４四半期に消費者向け事業で数十億ドルの追加コストの発生を見込んでいる」と指摘した。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益：6.12ドル（予想：8.96ドル）
・売上高：1108.1億ドル（予想：1118.1億ドル）
　　ＡＷＳ：161.1億ドル（予想：154.0億ドル）
・営業利益：48.5億ドル（予想：56.2億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・売上高：1300～1400億ドル（予想：1416億ドル）
・営業利益：0～30億ドル（予想：74.4億ドル）

（NY時間09:55）
アマゾン＜AMZN＞　3315.57（-131.00　-3.80%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美