エヌビディアの最高値更新が続く ゲーム部門に強気な見方も=米国株個別
エヌビディア<NVDA>の最高値更新が続いている。きょうもアナリストから強気な見方が出ており、目標株価を従来の225ドルから260ドルに引き上げた。ビットコインのマイニングがゲーム事業に与える悪影響が鈍化している可能性がある点を指摘している。
同社のゲーム用GPUsはビットコインのマイニングデバイスに電力を供給するために使用することもできる。これまではビットコイン価格上昇に伴いマイニングも盛んに行わることから、それに伴ってGPUsの流通価格も上昇していた。それが逆に同社の主要事業であるゲーム部門の需要に悪影響を及ぼしていたという。
しかし、同アナリストがイーベイのデータから分析したところによると、ビットコイン価格の上昇とイーベイなどで販売されているGPUsの流通価格のプレミアムとの間の関係がデカップリングしつつある可能性が示唆されたという。
5月のビットコイン高騰時にはGPUsの流通価格はメーカー希望小売価格の2.0倍ー3.75倍で販売されていたが、それが1.5倍ー2.5倍まで低下しているという。
多くの投資家は仮想通貨の長期的な見通しに懐疑的で、非常に不安定でもあり、日々激しい価格変動が見られている。デカップリングが続けば、同社のコア事業への不要なノイズが排除され、長期的にはプラスになると考えられるという。
(NY時間14:58)
エヌビディア<NVDA> 233.30(+6.04 +2.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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