午前中に米債利回り上昇を受けて2017年来の高値に、その後少し戻してもみ合い=東京為替概況
午前中に米債利回り上昇を受けて2017年来の高値に、その後少し戻してもみ合い=東京為替概況
ドル円は午前中に直近で上値を抑えていた114円台半ば手前の売りをこなし、2018年10月の高値である114円50銭台も超えて114円70銭前後まで。米債利回りの上昇が目立ち、ベンチマークとなる米10年債利回りが1.67%台まで上昇する動きを見せたことがドル円の買いを誘った。
アジア株が上昇基調を見せ、円売りの動きが広がったこともドル円を支えた。上値トライ一服後は少し値を落とし、114円台半ば前後での推移が午後まで続いた。
ユーロドルは午前中のドル高局面で底堅さを示したことで、下値しっかり感が出て、午後に1.16台半ばを付ける動き。早期の利上げ期待がここにきて強まっているポンドは1.38台にしっかりと乗せる動きを見せた。
株高からの円安と対ドルでの上昇の両面からクロス円はしっかり。ユーロ円は早朝の133円ちょうど前後から133円台半ば手前まで、ポンド円は157円70銭前後から午前中に158円20銭台まで上昇。その後も高値圏もみ合いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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