ダウ平均は横ばい パウエル講演を受けてＩＴ・ハイテク株に買い＝米国株前半

NY株式30日（NY時間13:25）
ダウ平均　　　35473.17（+17.37　+0.05%）
ナスダック　　　15269.23（+139.73　+0.92%）
CME日経平均先物　27730（大証終比：-10　-0.04%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は横ばい。序盤は下げて始まったものの、直ぐに上げに転じている。先週末のパウエルＦＲＢ議長のジャクソンホールでのスピーチを受けて、株式市場には安心感が広がっている。議長は年内の年内の資産購入ペース縮小開始を支持する一方で、そのあとに利上げが続くことについては慎重な姿勢を強調した。あくまで資産購入ペース縮小と利上げを切り離したい意向を示している。

　市場からは好感する声の一方で、ＦＲＢが今後、ハト派であり続けるとすれば、市場は景気回復過程で問題が出ると考える可能性も否定できないとの声も聞かれる。

　議長のスピーチを受けて米国債利回りが低下しており、ＩＴ・ハイテク株といった成長株に買いが強まっている。一方、銀行やエネルギー株が下落。また、ＥＵが米国からの渡航制限措置を再導入すると伝わっており、航空株やクルーズ株が下落している。

　８月の株式市場は季節的に軟調なケースが多いが、ダウ平均は１％上昇している。年末までにさらに上昇するとの予想も少なくない。

　なお、ナスダックは最高値更新。

アルファベット（C）＜GOOG＞　2911.00（+19.99　+0.69%）
フェイスブック＜FB＞　378.24（+5.61　+1.50%）
ネットフリックス＜NFLX＞　564.58（+5.66　+1.01%）
テスラ＜TSLA＞　723.28（+11.36　+1.60%）
アマゾン＜AMZN＞　3429.92（+80.29　+2.40%）
エヌビディア＜NVDA＞　227.00（+0.64　+0.28%）
ＡＭＤ＜AMD＞　112.14（+0.74　+0.66%）
ツイッター＜TWTR＞　64.80（+1.37　+2.15%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス＜UNH＞　419.18（+0.42　+0.10%）
メルク＜MRK＞　76.55（+0.25　+0.32%）
マクドナルド＜MCD＞　236.95（-0.54　-0.23%）　
マイクロソフト＜MSFT＞　 303.11（+3.39　+1.13%）
ホームデポ＜HD＞　327.87（+4.49　+1.39%）
ボーイング＜BA＞　218.12（-3.63　-1.64%）　
ベライゾン＜VZ＞　54.78（+0.01　+0.02%）
ビザ＜V＞　231.42（-1.27　-0.55%）　
ハネウェル＜HON＞　 232.00（+0.86　+0.37%）　
ナイキ＜NKE＞　168.20（+0.62　+0.37%）
トラベラーズ＜TRV＞　 160.28（-1.81　-1.12%）
ディズニー＜DIS＞　180.19（+0.05　+0.03%）　
ダウ・インク＜DOW＞　64.26（-0.42　-0.64%）
セールスフォース＜CRM＞　 266.63（+0.10　+0.04%）
シスコシステムズ＜CSCO＞　59.16（+0.14　+0.23%）
シェブロン＜CVX＞　98.94（+0.30　+0.30%）　
コカ・コーラ＜KO＞　55.98（+0.33　+0.58%）　
ゴールドマン＜GS＞　 414.49（-5.20　-1.24%）
キャタピラー＜CAT＞　 212.65（-0.18　-0.08%）　
ウォルマート＜WMT＞　147.68（+1.16　+0.79%）
ウォルグリーン＜WBA＞　48.71（+0.23　+0.47%）　
インテル＜INTC＞　54.08（+0.19　+0.35%）
アメックス＜AXP＞　165.19（-3.47　-2.05%）　
アムジェン＜AMGN＞　223.91（+1.13　+0.51%）
アップル＜AAPL＞　 153.06（+4.46　+3.00%）
Ｐ＆Ｇ＜PG＞　142.62（+0.31　+0.22%）
ＪＰモルガン＜JPM＞　161.36（-1.70　-1.04%）
Ｊ＆Ｊ＜JNJ＞　173.98（+1.05　+0.61%）
ＩＢＭ＜IBM＞　139.44（+0.03　+0.02%）
３Ｍ＜MMM＞　197.06（+2.01　+1.03%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美