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ダウ平均は上下動 米中首脳が電話会談 トランプ大統領とマスク氏が非難合戦 テスラ大幅安=米国株概況

株式 

NY株式5日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均   42319.74(-108.00 -0.25%)
S&P500    5939.30(-31.51 -0.53%)
ナスダック   19298.45(-162.04 -0.83%)
CME日経平均先物 37485(大証終比:-35 -0.09%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は上下動の末、結局下落して終えている。本日もヘッドラインに右往左往する展開となった。ただ、全体的には明日の米雇用統計を控えた調整の動きが中心だったと思われる。

 そのヘッドラインだが、まずは米中首脳の電話会談。トランプ大統領は、両国の代表団がまもなく協議開始で合意したことを明らかにした上で、問題となっていたレアアース製品を巡って「中国との間でもう疑問ない」と述べていた。米中協議の進展を期待させる発言でもあり、市場もひとまずポジティブに反応していた模様。

 ただ、後半にはテスラ<TSLA>が大幅安となり全体相場を圧迫。マスク氏とトランプ大統領の対立が決定的となっており、両者はSNS上で侮辱の応酬を繰り広げていた。トランプ大統領は、マスク氏が共和党の税制改革法案を批判したことに「失望した」と述べたのに対し、マスク氏は「トランプ大統領は自分がいなければ選挙に負けていただろう。何という恩知らずだ!」と述べていた。

 トランプ大統領はマスク氏の政府との契約と補助金の打ち切りを提案し、「予算を節約する最も簡単な方法は、マスク氏の契約を打ち切ることだ」とまで述べていた。

 この対立は、テスラの利益に影響を与える電気自動車税額控除の削減を含む法案と、マスク氏が法案が可決される前にその内容を見なかったと主張していることに端を発している。米下院を通過した税制改正法案に一部のテスラ車などの電気自動車(EV)の購入者への最大7500ドルの税額控除が年末までに廃止されることが盛り込まれている。これによりテスラの年間の利益が最大12億ドル減少する可能性も指摘されている状況。

 今週発表されている米経済指標は弱い内容が多く、労働市場の鈍化と企業景況感の低下も示され、米株式市場に重くのしかかっている。しかし、市場は次第に楽観的になる中、IT・ハイテク株を中心に堅調な動きを継続。第1四半期の決算シーズンが底堅かったことや関税への警戒感も後退しているようだ。

 しかし、関税については一部からは、「関税措置のさらなる痛手が待ち受けている可能性は消えていない。関税の影響は第2四半期、もしくは第3四半期にも市場心理を冷やす可能性がある」との声も出ている。

 なお、市場は明日の米雇用統計を待っている。非農業部門雇用者数(NFP)は12.6万人増が予想されており、労働市場の鈍化を示すと見られている。ただ、失業率は前回と変わらずの4.2%の完全雇用水準が見込まれ、平均時給も前年比3.7%と高い水準が見込まれている状況。

 カルバン・クラインやトミー・ヒルフィガーといったアパレルブランドを傘下に持つPVH<PVH>が決算を受け大幅安。通期の1株利益の見通しを下方修正したほか、第2四半期も予想を下回る1株利益の見通しを示した。

 衛星画像のプラネット・ラブズ<PL>が決算を受け急伸。EBITDAが予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。通期の売上高見通しも上方修正した。欧州各国の国防費増額からの恩恵。

 データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正したほか、第2四半期も予想を上回る見通しを示した。

 工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益と売上高の見通しを上方修正している。

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が下落。一部の共和党議員がトランプ政権の同社との連携を批判していると報じられた。

 ステーブルコインを発行するサークル・インターネット<CRCL>が本日NY証券取引所に上場し、IPO価格31ドルに対し、初値が69ドルで取引を開始。一時103.75ドルまで急騰する場面も見られ、力強い滑り出しとなった。

PVH<PVH> 66.30(-14.51 -17.96%)
プラネット・ラブズ<PL> 5.96(+1.97 +49.37%)
モンゴDB<MDB> 225.38(+25.65 +12.84%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 128.02(+6.78 +5.59%)
パランティア<PLTR> 119.91(-10.10 -7.77%)
サークル<CRCL> 83.23(+52.23 +168.48%)

アップル<AAPL> 200.63(-2.19 -1.08%)
マイクロソフト<MSFT> 467.68(+3.81 +0.82%)
アマゾン<AMZN> 207.91(+0.68 +0.33%)
アルファベットC<GOOG> 169.81(+0.42 +0.25%)
アルファベットA<GOOGL> 168.21(+0.16 +0.10%)
テスラ<TSLA> 284.70(-47.35 -14.26%)
エヌビディア<NVDA> 139.99(-1.93 -1.36%)
メタ<META> 684.62(-3.33 -0.48%)
AMD<AMD> 115.69(-2.89 -2.44%)
イーライリリー<LLY> 765.68(-0.16 -0.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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