エアビーアンドビーが決算受け下落 見通しにデルタ株の影響を考慮=米国株個別
民泊を中心としたオンライン旅行のエアビーアンドビー<ABNB>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株損益は赤字だったものの予想ほどではなかった。売上高やグロスブッキングは予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。第3四半期の見通しについて具体的な数字は示していないものの、グロスブッキングは2019年の水準を上回るとした一方、第2四半期よりは低いと述べた。宿泊予約については2019年水準よりも低下する見通しを明らかにした。デルタ株の感染再拡大を理由に挙げている。
第3四半期のガイダンスは最近の感染再拡大が旅行業界に大きな影響を与えるという投資家の懸念を増幅させた格好となている。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益:-0.11ドル(予想:-0.36ドル)
・売上高:13.4億ドル(予想:12.7億ドル)
・EBITDA(調整後):2.17億ドル(予想:0.50億ドル)
・グロスブッキング:134億ドル(予想:111.9億ドル)
・宿泊・体験:8310万件
(NY時間09:52)
エアビーアンドビー<ABNB> 148.52(-2.64 -1.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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