ユナイテッドヘルスが決算発表 株価は冴えない反応=ダウ採用銘柄
医療保険および医療サービスのユナイテッドヘルス<UNH>が4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益および営業収益とも予想を上回った。受け取り保険料に対する支払いコストの割合であるメディカルケア・レシオは82.8%と予想の範囲内となっている。通期のガイダンスも公表し、1株利益を上方修正したものの、こちらは予想範囲内ではあった。
医療保険部門と医療サービス部門の両方で2桁の増収を達成。個人およびグループのメディケア・アドバンテージとデュアル・スペシャルニーズプランにおいて継続的な会員数増加が見られ、そのほか、ハワイとオハイオ州でのメディケイドの契約獲得も奏功した。
市場は感染とワクチン接種が、人々が利用する医療費にどのように影響するかに注目しているが、同社はパンデミックは依然として業績の足かせになると予想されるが、他の部門がそれを補い、成長の促進が示されていると述べた。
ただ、株価は冴えない反応を示しており、ダウ平均を圧迫している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.70ドル(予想:4.43ドル)
・営業収益:713.2億ドル(予想:694.4億ドル)
・メディカルケア・レシオ:82.8%(予想:82.7%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):18.30~18.80ドル(従来:18.10~18.60ドル)(予想:18.58ドル)
(NY時間09:46)
ユナイテッドヘルス<UNH> 408.78(-5.96 -1.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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