スノーフレイクが決算受け下落 売上高見通しを下方修正=米国株個別
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイクが下落。2-4月期決算(第1四半期)を発表しており、1株損益の赤字は予想以上だったものの、売上高の9割以上を占める製品売上高は予想を上回った。
ただ、市場はガイダンスを嫌気しており、第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期の売上高見通しも下方修正し、予想も下回っていた。
同社は昨年9月にIPOを行ったが、昨年の米市場では最大規模のIPOとなった。市場からは同社株が過大評価されているのではとの懸念も出ており、アナリストからは、株価はしばらく横向きで推移するのではとの見方も出ている。
同社はクラウドベースのデータ管理における大きなチャンスの最大受益者で、法人向けクラウドプラットフォームの大規模な顧客拡大と進展の明確な証拠が確認できている。しかし、株価のバリュエーションはすでにそれを織り込んでいる節もあり、そのバリュエーションに向けて成長するには、もう少し時間が必要かもしれないと指摘した。
(2-4月・第1四半期)
・1株損益:-0.70ドル(予想:-0.40ドル)
・売上高:2.29億ドル(予想:2.13億ドル)
製品:2.14億ドル(予想:1.98億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・売上高:57億ドル(予想:58.1億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(従来:0.85~0.95ドル)(予想:0.91ドル)
・売上高:57億ドル(従来:58.1~59億ドル)(予想:58.1億ドル)
(NY時間10:07)
スノーフレイク 224.31(-10.95 -4.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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