キンバリー・クラークが決算受け下落 パンデミック下での特需の終わりを示唆=米国株個別
日用品のキンバリー・クラークが商いを伴って下落。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益が予想を下回ったほか、主要売上高が予想ほど伸びなかった。
パンデミックを背景とした消費財特需が終わりを迎えたことが示唆された。トイレットペーパーの売り上げが大きく鈍化しており、ティッシュペーパー部門は12%の減収となった。ビジネス関連の低迷も大きく響いた。
通期ガイダンスも公表しており、1株利益、主要売上高とも下方修正した。原材料コストが上昇する中で、自宅での消費減速に伴い売上高の落ち込みを予想している。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.80ドル(予想:1.93ドル)
・主要売上高:-8%(予想:-4.88%)
パーソナルケア:+2%(予想:+3.06%)
ティッシュペーパー:-12%(予想:-5.89%)
KーCプロフェッショナル:-11%(予想:-8%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):7.30~7.55ドル(従来:7.75~8.00ドル)(予想:7.75ドル)
・主要売上高:0~1%(従来:1~2%)
(NY時間12:17)
キンバリー・クラーク 132.59(-7.75 -5.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。