ダウ平均はプラス圏で推移もナスダックは下げ続く=米国株前半
NY株式3日(NY時間12:33)
ダウ平均 31436.41(+44.89 +0.14%)
ナスダック 13173.25(-185.53 -1.39%)
CME日経平均先物 29520(大証終比:-70 -0.24%)
きょうのNY株式市場でダウ平均はプラス圏で推移しているもののナスダックは下げが続いている。IT・ハイテク株への利益確定売りが続いており、ナスダックを押し下げている。一方、エネルギーや銀行、産業などパンデミックで落ち込みが大きかった循環株には引き続き買いが見られており、ダウ平均はサポートされている格好。
一方、全体的には調整ムードが強まっている印象も強い。市場ではインフレ期待が強まっており、米国債利回りの上昇が続いている。本日の米10年債は1.5%付近まで上昇。景気回復過程の中で長期金利の上昇が続くようであれば、企業の資金調達や住宅市場への悪影響は懸念され、配当利回りとの関係からも株式保有の優位性は縮小する。ただ、FRBは静観姿勢を示しており、株式市場も動向を注視しているようだ。
市場では、公衆衛生の改善、ワクチン接種拡大、大規模な財政刺激策が米GDPを1984年以来の大幅成長に押し上げるとの見方も出ている。今年の米経済は7%成長を予想しているようだ。低所得世帯が財政刺激策の恩恵を受け、高所得世帯は安定した収入源と貯蓄を増やしているため、今後、個人消費が急速に拡大すると見込んでいるようだ。一方、インフレについては、過去10年間では稀な水準の3%付近まで上昇する可能性も指摘している。
この日発表のADP雇用統計やISM非製造業景気指数は予想を下回る内容となったが、特に株式市場への影響は限定的となっている。
アルファベット(C) 2049.56(-26.28 -1.27%)
フェイスブック 256.99(-2.02 -0.78%)
ネットフリックス 527.90(-19.92 -3.64%)
テスラ 680.78(-5.66 -0.82%)
アマゾン 3040.53(-54.00 -1.75%)
エヌビディア 520.06(-16.19 -3.02%)
ツイッター 72.00(-1.67 -2.27%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 336.76(+2.12 +0.63%)
メルク 72.99(+0.14 +0.19%)
マクドナルド 207.75(-0.92 -0.44%)
マイクロソフト 229.70(-4.17 -1.78%)
ホームデポ 256.11(-4.18 -1.61%)
ボーイング 232.44(+9.30 +4.17%)
ベライゾン 55.15(+0.17 +0.31%)
ビザ 213.33(-2.44 -1.13%)
ハネウェル 207.60(+1.02 +0.49%)
ナイキ 135.71(-1.31 -0.96%)
トラベラーズ 151.81(+2.69 +1.80%)
ディズニー 193.85(-0.09 -0.05%)
ダウ・インク 62.89(+0.16 +0.26%)
セールスフォース 208.33(-5.14 -2.41%)
シスコシステムズ 45.32(-0.20 -0.43%)
シェブロン 104.55(+2.11 +2.06%)
コカ・コーラ 50.05(-0.05 -0.10%)
ゴールドマン 338.04(+7.10 +2.15%)
キャタピラー 215.60(-0.22 -0.10%)
ウォルマート 128.41(-1.70 -1.31%)
ウォルグリーン 47.56(+0.12 +0.25%)
インテル 60.46(-0.78 -1.27%)
アメックス 142.82(+3.57 +2.56%)
アムジェン 223.42(-2.28 -1.01%)
アップル 123.83(-1.29 -1.03%)
P&G 123.14(-0.76 -0.61%)
JPモルガン 153.66(+3.65 +2.43%)
J&J 156.63(-2.39 -1.50%)
IBM 121.38(+1.05 +0.87%)
3M 178.63(+1.52 +0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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