ドル売り・円売り広がる、欧州株高などリスク選好の動き=ロンドン為替概況

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ドル売り・円売り広がる、欧州株高などリスク選好の動き=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売り・円売りの動きが広がっている。前日の米株高を受けて東京やアジア株が上昇。続いて米株先物や欧州株が買われる動きに、リスク選好ムードが高まった。ロンドン市場では特にユーロ買いが目立っており、ユーロドルは1.22台乗せ、ユーロ円は129円付近から129円台後半へと上昇している。2月ユーロ圏景況感は昨年3月以来の高水準となった。リスク動向に敏感に反応する豪ドルも堅調で、対ドルでは節目となる0.80台をつけ、対円でも85円台に接近している。ポンドは連れ高となり対ドル1.41台後半、対円150円台前半で高値を伸ばしている。ただ、対ユーロではポンドは売られている。ドル円は米債利回りの上昇とともに再び106円台に乗せている。米10年債利回りは1.44%台に上昇。欧州債利回りも全般に上昇している。ただ、レーンECBチーフエコノミストからは「ECBは長期債の名目利回りを注意深くみている」と警戒の声もでていた。米株先物は急ピッチの米債利回り上昇を受けて、下落に転じる動きがみられている。

 ドル円は106円台前半での取引。東京市場では106円を挟んだ上下動となったが、ロンドン市場では買いが優勢となり、高値を106.17レベルまで伸ばした。その後も106円台を維持している。欧州株が上昇したことや米10年債利回りが1.40%を上抜けると1.45%手前まで上昇しており、円安・ドル高の両面から下支えされた。

 ユーロドルは1.22台前半での取引。東京市場では1.21台後半でじり高となったが、ロンドン市場では一気に買いが勢いづいた。1.22台乗せから1.2238レベルまで上伸している。ユーロ円も堅調。129円近辺での揉み合いを上放れると高値を129.87レベルまで伸ばした。対ポンドでもこの日は買われている。ロンドン朝方に発表された3月独GfK消費者信頼感が改善したほか、2月ユーロ圏景況感が昨年3月以来の高水準となるなど、センチメント系指標の回復が相次いだ。レーンECBチーフエコノミストからは「ECBは長期債の名目利回りを注意深くみている」と警戒の声もでていた。ただ、大規模な金融緩和策を長期的に続けることの必要を確認もしている。

 ポンドドルは1.41台後半での取引。ロンドン序盤には1.4120付近へと調整売りが入ったが、その後はリスク選好の動きとともに買われ、高値を1.4175レベルに更新した。ポンド円は150円で上値を抑えられていたが、ロンドン時間に入ると一気に上抜けて高値を150.42レベルに伸ばした。ただ、この日はユーロポンドが0.86近辺から0.8640台へと買われており、ポンド相場の上値を抑えている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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