マイクロソフトは底堅い動き 3部門の売上高はいずれも予想を上回る=ダウ採用銘柄
きょうの米株式市場は全体的に売りが強まる中で、マイクロソフトは底堅い動きをしている。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。3部門の売上高はいずれも予想を上回り、全体の売上高は17%の増収となった。企業向けクラウドやテレワーク支援のソフトウエアへの旺盛な需要に支えられた。
クラウドサービス「アジュール」の売上高が50%の増収となり、クラウドへの移行を多くの企業が加速させている状況を反映している。また、パンデミックによるパソコン販売の急増がウィンドウズ事業への追い風となった。そのほか、「オフィス365」の企業バージョンの収入は21%増加し、ライセンスを付与された企業ユーザー数は15%伸びた。個人向けの「マイクロソフト365」の加入者は28%増加し4750万人となった。
一方、ゲーム部門の売上高は四半期ベースで初めて50億ドルを上回った。昨年11月にXboxの新型機「シリーズX」と「シリーズS」を発売。Xbox関連の収入は40%増加し、ハードウエアの売上高も86%増えた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.03ドル(予想:1.64ドル)
・売上高:430.8億ドル(予想:402億ドル)
プロダクティビティー&ビジネスプロセス:133.5億ドル(予想:129.4億ドル)
インテリジェント・クラウド:146億ドル(予想:137.5億ドル)
モア・パーソナル:151.2億ドル(予想:135.5億ドル)
・営業利益:179億ドル(予想:148.4億ドル)
・設備投資:41.7億ドル(予想:47.9億ドル)
(NY時間09:48)
マイクロソフト 232.60(+0.27 +0.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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