ユーロ円は123円台での推移 ユーロ圏経済は8月に失速との見方が有力=NY為替
ユーロ円は123円台での取引が続いている。ロンドン時間に買い戻しが優勢となり123円台を回復。その後NY時間に入って、上げは一服しているものの、本日高値圏での推移が続いている。ロンドン時間の上げはユーロの対ドルでの上げが、対円にも影響したようだ。NY時間に入ると、ユーロドルは伸び悩む動きも見られているものの、今度はドル円が堅調に推移しておりユーロ円をサポートしている。
ユーロ円はきょうの上げで100日線がサポートされた格好となているが、反転の兆しまではまだ見えていない。明日以降、124円台半ばに来ている21日線を目指す展開になるか注目される。
ユーロ圏経済に関しては夏場に失速したとの見方が有力のようだ。欧州で感染第2波が拡大する中、ドイツを中心にサービス業が圧迫されたと見られている。大手証券は、製造業については、世界経済の成長を背景に回復が続くとの見方を変えていない一方で、サービス業の勢いは著しく弱まると報告している。ユーロ圏のGDP見通しについては、7~9月期は8.5%急増するとの見方を維持したが、10~12月期は2.2%増、21年1~3月期は1.6%増に、それぞれ下方修正した。
EUR/JPY 123.13 USD/JPY 105.54 EUR/USD 1.1667
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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