シティグループが逆行安 第3四半期の引当金積み増しの可能性に言及=米国株個別
NY時間の終盤に入って、銀行株自体は買戻しの動きが続いているものの、その中でシティグループの下げが目立っている。同社のメイソンCFOが投資家説明会で、収益低下を警告し、第3四半期の貸し倒れに備え、引当金をより多く積み増す可能性に言及した。雇用回復のペースが鈍く、消費者行動および購買活動の点で回復ペースが鈍いとしている。
世界最大のクレジットカード発行会社である同グループは、パンデミックで失業が急増し、何百万人もの国民が銀行からの救済を求めたため、上半期に引当金を約105億ドル積み増した。多くの銀行は、レイオフ第2波がホワイトカラーの労働者を襲い、業界全体で損失の増加を引き起こしているとの懸念を高めている。
(NY時間15:20)
シティグループ 48.15(-2.85 -5.59%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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