シスコシステムズが大幅安 パンデミックで見通しが予想下回る=ダウ採用銘柄
シスコシステムズが大幅安となっており、ダウ平均を圧迫している。5-7月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。インフラ・プラットフォームが好調だった。ただ、8-10月期のガイダンスを公表し、売上高が9%減~11%減と予想以上の減収を見込んでおり、1株利益も予想を下回る見通しを示したことが嫌気されている模様。
パンデミックで、同社の売上高の大部分を占めている政府機関や中小企業が支出を削減していることを示唆している。ロビンスCEOは、人員削減や早期退職を含むリストラを通じて経費を10億ドル削減する計画を示した。また、クレーマーCFOの退任も発表された。
(5-7月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.80ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:122億ドル(予想:120.8億ドル)
インフラ:66.3億ドル(予想:64.4億ドル)
アプリケーション:13.6億ドル(予想:14.3億ドル)
・粗利益率(調整後):65%(予想:64.7%)
(8-10月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.69~0.71ドル(予想:0.76ドル)
・売上高:-9~-11%(予想:-7.15%)
・粗利益率(調整後):64~65%(予想:64.8%)
(NY時間09:41)
シスコシステムズ 43.06(-5.04 -10.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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