アジア株 大幅安、米中政治対立の深刻化で
東京時間18:00現在
香港ハンセン指数 24705.33(-557.67 -2.21%)
中国上海総合指数 3196.77(-128.34 -3.86%)
台湾加権指数 12304.04(-109.00 -0.88%)
韓国総合株価指数 2200.44(-15.75 -0.71%)
豪ASX200指数 6024.00(-70.50 -1.16%)
インドSENSEX30種 38089.80(-50.67 -0.13%)
24日のアジア株は、総じて下落米国と中国がお互いの領事館を閉鎖する動きがみられており、米中政治摩擦が表面化していることが、市場心理に影を落としている。きょうは中国側が成都の米領事館の閉鎖を要求している。高値警戒感や週末調整も加わり、上海総合指数は一時4%安となる場面があった。
上海総合指数は大幅続落。主要業種すべてが下落した。酒造大手の貴州茅台酒、保険大手の中国人寿保険、免税品などの販売会社の中国旅遊集団中免などが下げを主導している。
香港ハンセン指数は大幅反落。不動産の恒隆地産、石油大手の中国石油化工、大手銀行の交通銀行などが売られた。一方で、コングロマリット企業の長江実業集団、発電事業の電能実業などが買われた。
通信関連サービスの騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、香港交易及結算所(香港証券取引決済所)、保険会社の友邦保険控股(AIAグループ)、自動車メーカーの吉利汽車控股(ジーリー・オートモービル)が買われる一方、大手銀行の中国建設銀行、通信大手の中国移動が売られた。
豪ASX200指数は反落。医薬品開発のCSL、大手銀行のCBA銀行、ウェストパック銀行、保険大手インシュアランス・オーストラリア・グループなどが売られた。その一方で、保険会社のQBEインシュアランス・グループは買われている。小売のウールワース・グループも高い。

執筆者 : MINKABU PRESS
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