ドル円は小動き、リスク警戒も動き鈍い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は106円後半で小動き。世界全体で新型コロナウイルスの流行が拡大しているが、リスク回避の円買いは限定的。ただ、今月の安値圏でドル円の上値は重い。
月初にかけての上昇が反転し、ユーロ円は119円後半で推移。21日移動平均線を下回っている。本日は欧州連合(EU)首脳会議における復興基金の協議が警戒されている。倹約4カ国が復興支援の規模のほか、大部分が融資ではなく資金供与で行われることに反対している。
ポンド円も21日移動平均線を下回っており、132円後半で推移。前日の英金融政策委員会(MPC)後も追加緩和観測が根強い。
豪ドル円は73円前半で取引されている。5月の豪小売売上高・速報値は前月比16.3%増となり、前月に急激に落ち込んだ反動が現れたが、特に材料視されていない。ただ、対NZドルでは豪ドル買いが優勢。
日経平均は小反発。前引けでは前営業日比30.95円高の2万2386.41円となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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