反落、香港を巡る中国と主要国の対立激化を警戒=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=33.25(-0.67 -1.98%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.69~0.67ドル安。その他の限月は0.67~0.21ドル安。
22日から始まっている中国の全国人民代表大会で、香港に対する国家安全法が整備される見通しであることから中国と主要国の対立懸念が高まり、石油需要の回復見通しを曇らせた。国家安全法によって香港の民主主義や人権がさらに失われようとしており、トランプ米大統領はこれが導入されるなら強力に対処するとしているほか、英国、豪州、カナダの外相は懸念を示す共同声明を発表した。週末からメモリアルデーを含めた3連休となることも調整売りを誘った。ただ、安値からは大きく切り返して引けた。
時間外取引で7月限は急落。一時30.72ドルまで下げた。ただ、売りが一巡すると下げ幅を縮小し、通常取引開始後も安値からの切り返しが続いた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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