反落、サウジは追加減産も過剰在庫の増加見通しは変わらず=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=24.14(-0.60 -2.43%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.09~0.60ドル安。その他の限月は1.43~0.98ドル安。
新型コロナウイルスの流行拡大は世界的に抑制されているものの、石油需要の回復は道半ばで、過剰在庫がさらに積み上がる見通しであることが相場を圧迫した。新型コロナウイルスの流行が沈静化しつつある国で、感染者数が再び拡大することによる需要回復の遅れも警戒されている。サウジアラビアが6月に日量100万バレルの追加減産を行う見通しであると伝わったことは支援要因だが、上値は重かった。
時間外取引で6月限は軟調。先週末の終値水準が重く、一時23.67ドルまで下落。通常取引開始を控えて買いが優勢になると25.58ドルまで上昇に転じたが、プラス圏での推移は一時的だった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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