アジア株は下落 新型コロナ感染100万人に達する見通し、NY州での致死率が2.3%に悪化
アジア株は下落 新型コロナ感染100万人に達する見通し、NY州での致死率が2.3%に悪化
東京時間11:11現在
香港ハンセン指数 22954.28(-131.51 -0.57%)
中国上海総合指数 2729.35(-5.18 -0.19%)
台湾加権指数 9663.63(休場)
韓国総合株価指数 1692.95(+7.49 +0.44%)
豪ASX200指数 5128.10(-130.53 -2.48%)
アジア株は韓国を除いて下落、前日の米株安を受けて売り優勢で始まっている。
きのうの東京時間早朝に、トランプ米大統領の「非常に厳しい2週間になるだろう、米国内での死者は最大24万人に達する可能性」との発言が伝わり、米株先物はマイナス圏に沈んだ。その後、NY市場でリスク回避の動きが加速し、4月1日のダウ平均は900ドル超下げて取引を終えた。
新型コロナウイルス感染者は全世界で93万人超、WHOは数日間で100万人に達するとの見通しを示した。感染者は米国だけで21万人。NY知事は同州での感染拡大のピークは4月末になる可能性があるとの見解を示した。死者数も増加、全世界で4万6000人。フランス死者数は中国武漢を上回り世界3位になっている。スペインでは24時間以内の死者数が864人と1日としては過去最多、米NY州での致死率は2.3%に悪化した。
香港株は0.57%安、銀行株が続落している。HSBCは4.8%安、11年ぶり安値をつけている。スタンダードチャータードは2.3%安。先日、英大手銀は一斉に今年の配当支払いを取りやめると発表した。
豪州株は2.48%安。豪大手銀コモンウェルス銀行CEOは、豪州の第1四半期成長率見通しを従来のマイナス5-6%からマイナス10%に下方修正した。NAB銀行CEOは、今後豪州の失業率は恐ろしく高い水準になるだろう、豪州成長率は第2四半期と第3四半期にとてつもなく大きな打撃を受けると予想していると見解を述べた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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